育児の知識(知っているとより良い)はどこで学ぶのか

最近、様々な「コツ」や「技」をギュッとまとめた本にはまっています。例えばAmazonで適当なキーワードを入れて検索するとたくさんの本が出てきます。

要点をまとめてあるのでパパっと目次を読み、気になる部分を中心に何度か読み返しています。

子育てベスト100」(加藤紀子:ダイヤモンド社)は子育てに関してお勧めの1冊です。以下のような100個の子育て方法が掲載されています。

  • 03 子どもの話を聞く-否定せずに言葉を引き出す

  • 46「強み」に注目する-注目すれば伸びていく

  • 51「ゲーム」とつきあう-ゲームをコミュニケーションに生かす

  • 72「無駄」を削る-勉強を合理化して「余裕」をつくる

例えばゲームは長時間やり続けることがあるため、親からしてみるとあまり良いイメージはないかもしれません。香川県では対策条例まで作られているぐらいです。

私はかなりゲームが好きです。ファミリーコンピュータは予約して購入したほどです。しかし子どもがゲームをすることに関して今まで負の側面ばかり考えていました。

私がゲームしているのに子どもにはゲームを控えるよう伝えるのは矛盾していますね。この本ではそんなテレビゲームと上手く付き合う方法も紹介されています。

もしその本に出合わなかったら、そうした知識を一生知らないまま過ごしていたかもしれません。

「こんな考え方があるんだ!」と一冊の本を購入することで、その知識はもう一生ものです。そう考えると本代は決して高くはありません。

例えば、中学生のときに英会話をマスターした場合と、50歳になって英会話をマスターした場合を比較してみます。

中学生のときに努力してマスターしていれば、高校入試や大学入試には大きなメリットとなりますし、就職活動ではさらに絶大な効果を発揮します。

早ければ早いほど効果は大きくなるわけです。生涯賃金も数千万円変わってくるでしょう。

◎中学でマスター→◎高校→◎大学→◎社会人→◎退職後の人生

×中学→×高校→×大学→×社会人→◎50歳でマスター→◎退職後の人生

さらに子どもにも英会話の知識を伝えることができます。家族全体が恩恵を受けられるわけです。育児知識も子どもにその知識が伝わるわけなので、同様と言えるでしょう。

東京大学大学院情報学環の藤本講師は「野球やサッカーのことは親子で気さくに会話をするのに、ゲームについては親自身が興味がないからと話題にものぼらない。ゲームにまつわる親子の不和は、こうしたコミュニケーション不足から起こることが多い」と指摘しているそうです。

また、大阪大学大学院人間科学研究科の綿村准教授によると、ゲーム依存はによるコントロール不足やオンラインゲームの特徴といった外的要因のほか、その人自身の能力や気質・性格に由来する内的要因があるとのことです。例えば、目先の楽しみを求めてしまう、嫌いなものを避けようとする傾向、ひきこもりがちな性格なども依存につながりやすいと考えられている、とのことです。

2019年にWHO(世界保健機関)はゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を国際疾病に認定しました。診断される可能性がある場合は、(1)ゲームの時間や頻度を自ら制御できない(2)ゲームを最優先する(3)問題が起きているのに続けるなどといった状態が12カ月以上続き、社会生活に重大な支障が出ている場合です。

生活する上で知っておいた方がより良いもの

ところでエクセルのショートカットキーはどれくらい知っているでしょうか。知っていると時間の短縮だけではなく、もう一つの効果も現れます。

「頭の中で考えていること」と「指先の動き」の時間差が短縮されることにより、僅かながら生じていた思考の妨げも減少します。

ショートカットキーは知れば知るほど有益です。どんなものがあるのか確認し、自分にとって必要な物は全て暗記してしまうのが良いです。

また、育児は子どもがいれば誰でも経験するものです。

しかし、出産後に病院や保健センター等で学ぶのは、オムツの変え方や離乳食の作り方などがメインで、必要最低限のものだけです。

  • 子どもが何かに集中しているときに声をかけるデメリット
  • 運動が脳に及ぼす効果
  • 子どもの知識を倍増させる方法

上記のような一歩進んだ育児知識は普通は教わりません。自分で学ぶしかありません。

一方、そうした子育てに興味がある人はモンテッソーリ教育を初めとした育児本を購入したり、または実際にそうした教育方針の幼稚園に子どもを入れたりしてさらに知識を深めていきます

知らなくても問題ない

こうした追加の育児知識は知らなくても大きな問題にはならないため、知らなければ知らないままやり過ごすことかできます。

知らなくても赤ちゃんは18年もすれば大人になります。

勝手な推測ですが、7割以上の保護者は追加の育児知識を知らないでしょう。でも知らなくても子どもをしっかりと成人まで育て上げています。

ですから病院や保健センターなどが頑張って広げなくても良いわけです。

では、どこでその知識に触れるのか

こうした知識は無いよりもあった方がいいわけです。90点までしか到達できないところを、95点まで到達できるようになります。

では、そうした知識の存在自体を、すべての関係者がどこで知るのでしょうか。

エクセルについては仕事上、研修で学ぶこともあるでしょうし、同僚が打ち込んでいる画面を見たり聞いたりして知ることもあるでしょう。

おそらく多くの方が「ctrl+C」などを試したところ、「おっ、これは便利だ! しかも何だカッコいいのでは」と利便性を感じ、他のショートカットキーも少しずつ学んでいくことが多いのではないでしょうか。

広がりにくい知識

追加の育児知識については、そうした知識を知らない人に伝えることで

「あなたは自分の子どもの自慢をするのね」

と捉えられてしまう危険性もあります。そのため良い知識なのに個人個人に任せてしまうとなかなか広がっていきません。

育児について書かれた素晴らしい本も多くありますが、先ほども述べたように追加知識は知らなくても問題ないため、読まない人は読みません。

例えば国民全員が知るべきだと思う内容は、国が学校教育で学ばせます。

足し算や引き算、読み書きは小学校から学んでいきます。

もし学ばなかった場合、社会に出てから売買ができませんし、一人で新聞や雑誌等の文章から新たな知識を学ぶことができません

国民にそうした知識がなければ現在のような経済レベル、生活レベルは維持できません。

国がやらねば誰がやる

そのため、世の中に広がりにくいが広げた方か良い知識は、学校教育と同様にが率先して広げるべきだと考えます。

例えば電車内には広告のスペースがあります。二十年程前はあれだけ広告でびっしり埋まっていた車内には空きスペースが目立つようになりました。

そこに国がお金を払ってでも国民に学んでもらいたい情報を載せれば、国民のためにもなるし、鉄道会社のためにもなるし、結果的に国のためにもなります。

他にもLINE等で情報を流したり、各自治体の広報誌に掲載してもいいでしょう。

学生時代は週刊少年ジャンプを始めとしたマンガ雑誌などの広告が大量に吊るされていたのを覚えています。空きスペースなど全くありませんでした。他にも週刊文春などの広告もあり、暇なときはそうした広告を眺めながら電車に揺られていました。 

要は国が率先して国民に情報を伝える気があるかどうかです。

これは一般の民間企業ではできません。情報を流しても利益にならないからです。

未来の子どもたちのために」と教育系の企業で CSR活動(Corporate Social Responsibility)としてならできるかもしれませんが、やはり国が広く行うのがいいと思います。

ふと電車内で見上げた先のモニターに、

・MAX関数の使い方

・テレビゲームにはまる子どもにはどんな傾向があるのか

・復習をした場合と全くしない場合の成績比較

・洗濯乾燥機の購入により1年間でどれくらい時短となるのか

といった内容が、1分単位の動画として次々と流れていたらモニターを眺めるのではないでしょうか。

もちろん、それすら興味が無ければスマホに目を落としたままかもしれませんが、それでもある一定の効果はあると思います。

テレビ番組でも有益な情報を流している番組はありますが、忙しい人はなかなかチェックすることができません。

国が率先して国民に有益な情報を伝える。これに尽きるのではないでしょうか。

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