出世できず40代でも平社員の私に起きた5つのこと

どうも。

タイトルのとおり、40代平社員です。

今回は昇進試験を受けるか迷っている人に読んでもらいたい内容です。

気付かない人は本当に気付かないのですが、入社日から「よーい、ドン!」で出世レースが始まります。

スタート直後からやる気に溢れる社員はダッシュします。優秀な上司を見極め近づきます。自己アピールを繰り返します。

周囲にいればそうした社員はすぐ分るでしょう。

一方で出世に興味ない社員はマイペースです。派閥も特に気にしません。よく言えばワークライフバランスです。

私も後者でした。

グーグルマップを眺め「家まで徒歩だと何時間か?」とか「重慶大厦の入り口はどこだ?」などと日々考えて過ごしていました。

また「19時開始の映画はレイトショー扱いになるか?」とか「高尾山は夜中も登れるのか?」など、仕事と関係ないことで頭を悩ましてもいました。

 

当然の結果ですが、昇進試験は何度も落ちています。そしてここ数回は全力で試験対策を行いましたが受かりません。

同期が管理職になる中で、40代でまだ平社員の私としては、そもそも自分がレースに参加中なのかさえ怪しくなってきました。

レースはすでにスタートしています。その場からまだ動いてもないのに退職というゴールも見えてきました。

出世のテープよりも先に退職のテープを切る日がやってきそうです。

役職の無い私は係長以上の社員と異なり、拍手で見送りされるといったセレモニーは一切無いでしょう。

このままだと同期で唯一ひそかに会社を去るのです。あんまりです。

そこで密かに職場の倉庫にテープや色紙を用意しようと思います。

また、パソコンの共有フォルダに送別会の出席簿やお勧めの店舗一覧を入力しておいたファイルを作成しておきます。

そして誰かが気付くようショートカットで複数のフォルダに分けて入れておく予定です。

出世しないとこんなことが起きます

当たり前ですが、必ず昇進しなければいけないわけではありません。

  • 管理職として職場全体のモチベーションを上げるのが苦手な人。
  • 家事や育児に時間を注ぎたく、仕事に割ける時間が少ない人。

こうした人は昇進には向いていません。

ここからは「出世していないとこんな出来事に遭遇する」ということを5つ紹介します。

まだ就職して間もない人は参考にしてください。繰り返しになりますが、決して「昇進した方がいい」と勧めているわけではありません。

1.若手がタメ口で話しかけてくる

出世は仕事ができる指標の一つです。

そのため、出世していないと若手から「そういう人」というレッテルを貼られます。

大多数の社員はそれでも丁寧語で話しかけてきます。まあ、当たり前です。しかし、一部の若手からはタメ口で話しかけられます。

例えば「あの件さ、どうなってる? こっちもこのままだと困るんだよ」などと話しかけてきます。

心の中で「それ以上言うと口にボンド塗っちゃうぞ」と腹が立ちます。

しかもそういう若手に限って上司にはゴマをすったりします。出世には強い意欲を持っています。

確かに役職から上下関係を考える人がいてもおかしくありません。私は昇進してないのだから仕方ないのかもしれません。

とまあ、そんなことがあります。耐えられない人には厳しい現実でしょう。

2.平社員だけが集まる謎の研修に参加させられ

これは衝撃でした。

「今度研修に参加してね」と人事部から手渡された文書を読んで、自分がどのように評価されているか感じました。

研修参加者名は社内の電子掲示板に掲載されます。私がそうした研修を受講させられたことは誰もが分かります。

内容は振り返りのための研修というかなり無理やり感のある研修でした。ITや労基法、有報の読み方といった専門性を学ぶ研修ではありません。

「こんなのもらっちゃったよ!」

と内心やけくそ気味に周囲の同僚に説明したのを覚えています。

何歳以上で区切られていたのか分かりません。研修を受けたのは私が40歳ぐらいのときでした。

当日、出世していない社員だけが大きな会議室に集められました。隣の席に座った私より年配の男性はIT部門で勤務している物静かな人でした。

「知識や経験を若手の人にしっかり伝えることを意識してるんだ」というようなことを聞いたのは覚えています。

ちなみに、この研修を受けたことによって、特に考え方が変わるようなことはありませんでした(笑)。

3.同期との飲み会、金額に焦るときがある

私以外の同僚はみな出世しているので、私とは受け取っている給料が違います。

いくら違うのかは分かりませんが、さすがに40代ともなると100万円以上は異なるでしょう。出世に伴う大きな変化の一つです。

そのためか、飲み会のグレードも新入社員時より上がっています。飲み放題付き6,000円台のコースを提案されると拒否しようか悩みます。

もし追加で「獺祭二割三分お代わり~」と頼む同僚がいたら、即かめはめ波を打ち込みます。

「クロマグロ3人まえね~」と頼む同僚がいたら、背後に隠し持っている斬鉄剣で素早く峰うちを狙います。

「この飲み会代の6,000円があれば、子どもに何を買ってあげられただろう」などと考えてしまいます。

でも私、飲み会は嫌いではありません。席を回れば多くの社員と仕事以外の会話できるのでコミュニケーション手段として優れています。

できれば全部込みで5,000円以下で、が理想です。

4.自分より仕事ができない上司に腹が立つ

出世する人が全て優秀なわけではありません。

事務処理ができるだけの人も優秀と判断されると出世してしまいます。上司のお気に入りだから出世する人もいます。

その場合は管理能力とは関係ありません。出世した途端に仕事ができないと評価される社員が何人も出てくるのはそのためです。

なぜ仕事ができない(管理能力がない)上司がいるのか考えてみた

数年前から「もし自分があの上司のポジションならもっと効率的に仕事をこなし、利益を3割増しにできそうだ」などと思うことが増えてきました。

そう思う度に上司の勉強不足に腹が立ちます。できないなりに努力して欲しいと切に願います。

いつか「腕時計に仕込んだ麻酔銃」で上司を眠らせ、上司の声色で周囲に的確な指示をバシバシ飛ばそうと思います。

5.残業しなくても何も言われない

最後の1つはメリットです。

私はあるときから残業は可能な限りしないように努めています。

家族サービスを増やすためですが、そのために仕事の効率化に関する書籍を色々と読み漁りました。

特に「仕事をすぐやる人の習慣」(PHP研究所)は何回も読み直しました。

周囲にもそこで得た知識や方法を勧めることがありますが、実際に真似してくれるのは本当に忙しい社員だけです。普段からだらだらと仕事をしている人は変わりません。

私も以前はそうだったので気持ちは分かります。「効率化」と言われてもその意味が分からない人は本当に分からないのです。

また、残業をしないためには、仕事で実績を出し続ける必要があります。

そうではないと、単に「平社員で定時に帰る人」になってしまい、同僚との人間関係が悪化します。

「あいつだけまたすぐ帰って」

と思われるだけです。ある程度の実績は出しましょう。そうすれば残業しなくても文句は言われません。

もし文句を言われたら即Aクイックで「仕事が速くて何が悪い!」と相手に打ち返しましょう。

以上、出世しない私に起こった5点を上げてみました。

平社員の私が言うのも何ですが、これを読んで新入社員の方は少しは出世意欲が上がったでしょうか(笑)。

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