整理整頓をすれば仕事を効率化でき、脳にもストレスがかからなくなる

職場の一部が荷物で溢れていませんか?

部屋が狭いとか、紙の資料が多かったりすると仕方ないのかもしれませんが、決して良いものではありません。

しまっておいた書類を探すとき、そのような状態だと時間が余計にかかってしまいます。

また、キャビネットには隙間なくぎっしりとフラットファイルが詰め込まれていませんか?

そのような状態だとファイルを取り出すだけで一苦労です。

再びそこにしまい込むのにも苦労します。

また、あれをこうしてああしてと理路整然と進められたはずの仕事が、「あの書類はどこだっけ?」と探し始めた途端に集中力が一度途切れてしまい、

「仕事を進める」→「書類を探す」という方向に頭の中がシフトしてしまいます。

 

机の上や引き出しの中、キャビネット等が書類で溢れていたり、または乱雑な状態だと、求めている資料を探すのに時間を費やしてしまいます

仮に1日2分捜し物で余計に掛かった場合、1カ月で約44分、年間では約9時間となり、1日分以上有給取得できることになります。

常に整理整頓を心掛けたいものです。

もしドラゴンクエストなどのテレビゲームで、持ち物が整理されない仕組みだったらどうでしょう?

ゲームを進めていくにつれ持ち物は際限なく増えていき、ドアを開けるためのカギを見つけるのに毎回2分、戦闘中に持ち物の中から薬草等(敵から受けた傷を回復する物)を見つけるために毎回2分費やす、なんてことになりかねません。

ゲームはさくさくと進めたいもの。そんなテンポの悪いゲームはやりたくないですね。

また、あなたの職場で火災が発生したとします。

すぐに消さなければいけないのですが、資料が詰まった大量のダンボールに埋もれて消火器がなかなか見つかりません。

ダンボールをどかせば見つかりそうですが、詰まったダンボールは重く、動かすのに苦労します。

どうして整理してこなかったのか、そのときに悔やんでも遅しです。

もう一つの重要な効果として、書類を整理することで頭の中も同時に整理することが出来ます。

シングルタスク、マルチタスクという言葉を聞いたことがあると思いますが、複数のタスクを同時に進めていくと、やり残している方の仕事が気になってストレスを受けることになります。

整理整頓をすれば仕事を効率化でき、脳にもストレスがかからなくなる

仕事上、手帳を使っている人は多いでしょう。

手帳というのは単に予定を忘れないようにするだけの物ではなく、情報を手帳に落とし込む(保管する)ことによって、脳の中に貯めておかなくてはいけない情報量を減らすことに繋がり、結果としてストレスを下げることにも繋がります。

スキマ時間ごとに手帳を確認すれば、自分がやらなければいけない仕事が一目で分かります。

1カ月後の会議に向けて徐々に資料を作らなくてはいけない、ということも手帳に書き込んであれば忘れることはありません。

私は以前に大量の情報を扱う部署にいましたが、いかに手帳や一つのエクセルファイルに大量の情報を落とせるかと苦心していました。

例えば、机の上にブックスタンドを配置し、業務ごとにファイル化された資料があるとします。

インデックスも都度貼っているので、必要な資料探しは即終わります。

手帳も駆使しており、常にやるべきことが明確化しています。

一方、業務ごとにファイル化されておらず、インデックスも貼っていない。

資料の配置も机の上やキャビネット内だったりとバラバラ。

手帳も使用していないのでいつも行き当たりばったりの仕事ぶりだったらどうでしょう。

仕事の進度は1.5倍は違ってくるでしょう。

しかも完成度も低くなるはずです。

もしスーパーの陳列が全く整理されていないものだったらどうでしょう

レタスの隣にはチョコレートのお菓子とサーモンの刺身、さらにその隣には牛乳があり、そのまた隣には輪ゴムが置いてある…。

こんなスーパーに出かけたら目的の商品を見つけるのにいったいどれくらいの時間がかかるのでしょうか?

店に入ってから出てくるまで毎回1時間はかかるでしょう。

そしてそのうち子どもたちが宝探しゲームのように、スーパーを遊び場にするのでしょう。

 

こんな記事も書きました。

【泣】自分が業務効率化する度に仕事が追加されるエンドレスな仕組みに気付いてしまった。

効率化:付箋紙を「強粘着」型に変えてみると、壁やドアに貼り付けても落ちませんでした

時短:ハンカチのアイロン掛けが面倒なので「タオルハンカチ」に変えてみました