自分を成長させる方法:同僚と比較するよりも、同業他社の社員と比較する。

この記事を書いているのは2020年8月ですが、新聞などでトヨタとテスラに関する記事をよく見かけます。

テスラの将来性(電気自動車、自動運転、再生エネルギー、CEO(イーロンマスク氏)等)は高く評価されており、株価の上昇が継続しています。

販売台数ではトヨタが20倍程上回っていますが、時価総額はテスラが倍ほど上回っています。

ガソリン車で言えばトヨタはトップレベルですし、電気自動車が数年で世界中に普及することはなさそうなので、この傾向はまだ当面続く見込みです。

何を基準として比較するのかにより、見方が異なります。

転職できるレベルまで達しているか自己評価してみる

会社で仕事をしていると普通は上司に評価されます。

たいていは点数評価と上司所感を個別面談で説明されます。その評価によって昇進スピードが変わったり、使えないと判断されると別の部署に飛ばされます。

あくまでも人間か行う評価なので、上司に嫌われていると評価はマイナスに傾きます。上司に好かれていると評価はプラスに傾きます。

また、同じ組織内での評価なので、同業他社の人が評価するとまた違った評価結果となります。

勝手な想像ですが、私の社内評価が10点中6点だとしても、グーグルの人事部が私を評価すると10点中1点かも知れません。

「自分をどのポジションで比較するか」がポイントです。

退職まで今の会社に勤めるつもりならば、上司に好かれることが重要かもしれません。転職を考えているなら、社内での評価よりも他社からの評価の方が遥かに重要です。

社内で若くして部長の職に就いていても、他社から必要とされないレベルならば転職はできません。

同業他社の社員と比較することが重要

自分で自分の仕事力を評価するのは難しいです。

仕事ができないのに態度が横柄な人は自分を過大評価しているのかもしれません。

一方、仕事ができるのに控えめな人は自分を過少評価しているかもしれません。

また、特定の仕事では優秀でも、他の仕事ではダメな人はたくさんいます。

同じ救助だからと山岳救助の専門家が「明日から水難救助の部署に異動しろ」と言われても仕事をこなすのは困難でしょう。

あなたの会社の社長があなたの席に座って仕事をこなせるでしょうか。やはり困難です。

自分の仕事を自分で評価する2点

1.同じポジションの同僚と比較する。

2.同業他社社員)と比較する。

1については誰でも実行していると思いますが、2については優秀な人だけが実行しているでしょう。

私の場合、同業他社がどのような動きをしているのか常にアンテナを張っています。アンテナとは言っても新聞や雑誌、ネットの情報が主です。

ときおり他社の社員と話す機会も有ります。なかなか無い機会ですが、そのときは教えてもらいたい内容で相手を質問攻めにします(笑)。

そして自分(自社)の仕事と比較し、自分(自社)にとって何か不足しているのか見極めます。

それは企画力かもしれませんし、ネットワークかもしれません。そこが分かれば後は足りないものを付け加えていくだけです。

同僚と比較して遜色なく、さらに同業他社と比較しても遜色なければ転職もできるでしょうし、自己分析では優秀と判断しても良いでしょう。

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