家事による夫婦の不仲は、明確に役割分担してしまうことで改善する

コロナウイルスの影響で、3割ほどの企業がテレワークを実施しているようです。

ワクチンはまだ完成していません。テレワークでも仕事が出来るのであれば、今後もテレワークは継続するでしょう。

それにより通勤時間の1時間半がなくなります。会社に近い都心に住む必要もなくなり、家賃の安い郊外に住む選択肢も出てきます。

夫婦の不仲が増加

夫がテレワークとなったことで、夫婦の不仲が増加しているようです。

NHKの「あさいち」で説明していましたが、夫のテレワーク化で妻の負担が増加し、ストレスが増えているケースもあるそうです。

共働きの場合、家事や育児の分担は当たり前です。それならば妻だけに負担が集中することはありません。

しかし実際には家に居ても家事をやらない、出来ない夫がいるために、妻としては「どうして私だけがこんなにたくさん!」となるわけです。

一方、夫としては「テレワークといっても仕事量は減っていない!」とか、「家事はやったことが無い!」と言い返します。

どちらの言い分も分かります。

これまでは(小学校)勉強・お昼ご飯の提供、(学童クラブ)放課後の居場所や育成、(塾(通っている場合))中学受験、といったように、それぞれが役割分担をしていました。

しかし、小学校は分散登校、学童クラブや塾は一時閉鎖になっていました。それにより、小学校の代わりに家庭内で勉強を教え、昼ご飯を用意し、放課後は学童クラブの代わりに室内で有意義に過ごさせ、塾の代わりに受験勉強を教える必要が出てきました。

子どもが低学年であれば両親のどちらかは仕事にも行けません。祖父母に預けようにもコロナ感染の恐れがあり、容易には預けられません。 ちょっと考えてみると、これを家庭だけで完璧に行うのは不可能です。

家事の役割分担を明確に決める

そうならないために、初めから家事を明確に分担することをお薦めします。役割が明確でないから相手に不満を持つわけです。

例えば「ゴミ出し・洗濯・子どもの入浴は夫の仕事」と二人で相談のうえ決めてしまいます。

夫の家事レベルが低ければ、夫が出来るものだけでもいいでしょう。

後はお互いに自分の分担を行うだけです。相手の家事等に不満を持つことが少なくなります。

仕事の分担は家庭でも職場でも同じ考え方

分担の考え方は仕事でも同様です。

10ある仕事を5人で一緒に行うと、「Fさんの進行が遅い」とか「私の仕事量がみんなより多い」といった不満が漏れてきます。

一緒に同じ仕事を行うのではなく、初めから10ある仕事を明確に分担すればいいわけです。

ここでは分量の多い少ないはそれほど重要ではありません。まずはそれぞれの役割を明確にすることが重要です。

妻は17時に帰宅、夫は20時に帰宅する場合、妻の家事育児時間が多くなってしまうのは仕方ありません。

分担しても分量が気になるようでしたら、徐々に調整していけば良いのです。

優秀な上司ならその辺りは明確にし、業務効率化を図っています。同じことを家庭でも行ってみてはどうでしょうか。

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