仕組み:ドラゴンクエスト3のパーティー編成から職場の組織編制を考えてみた

組織の中が優秀な人だらけなら良いわけですが、ても本当にバランスの取れた優秀な人は多くはありません。

事務作業は速いのにコミュニケーション能力が低いとか、ぐんぐん前に進むリーダーシップを発揮するが仕事の出来ない部下には平気でパワハラをするだとか、

どんな状況に置かれても全方向に仕事が抜群に出来る人はあまり見たことがありません。

そんな個々人が組織の中で協力しあい、それぞれの個性を発揮して大きな仕事を成し遂げるテレビゲームがありました。

ドラゴンクエスト3です。

ドラゴンクエスト3には職業というシステムがある

リーダーは仲間を3人選んで旅に出ます。

リーダーも含めて仲間もみな職業というものが設定されており、

勇者全ての能力が平均以上)

(攻撃力や防御力、体力が高いが、魔法は一切使えない)

僧侶(攻撃力や防御力、体力は低いが、体力を回復させる魔法を使える)

魔法使い(攻撃力や防御力、体力は低いが、相手を攻撃する魔法を使える)

商人攻撃力や防御力、体力はまあまあだが、相手を倒したときにお金を多く得ることが出来る)

遊び人何をしでかすか分からない。ときおり思わぬ戦術で大きな成果をあげることがある)

などの職業があります。

ゲームバランスは非常に優れており、魔法使いだらけや商人だらけのグループだと道中でかなり苦労します。

遊び人だらけだとゲームが全く進まないでしょう。

モンスターの中には魔法ではないとダメージを与えにくい相手や、逆に魔法が効かない相手などがいるからです。

また、ドラゴンクエストでは転職という魅力的なシステムがあり、前の職業能力をある程度引き継いだまま別の職業に転職出来るのです。

この中で主人公だけは「勇者」というバランスの取れた職業なのですが、他の仲間は勇者にだけは転職することは出来ません。

理想的な組織編制は同じ職業の人だけでは作れない

さて、このドラゴンクエスト3における職業を現実の会社組織に当てはめてみます。

上司はリーダーシップを発揮すると共にバランスも優れていなければならないので「勇者」ということになりますが、現実的にはそんな人はほとんどいないでしょう。

何かしら欠点というか不得意なものがあるはずです。

バランス感覚に優れているなら「勇者」“的”ではあります。

続いて部下ですが、力任せにガンガン進んでいけるなら屈強な「」です。

打たれ強い人が多いでしょう。体育会系です。

営業に力を入れている組織であれば必須の存在です。

社員の50%は「戦士」でもいいのではないでしやうか。

組織のバランスを取るなら回復能力のある「僧侶が一人は必要です。

仕事で疲れた社員に声かけをしたり、意図的に雑談を振ったりして疲弊した組織を和ませます。

そんなやついらねーよ。うちは必要ないし」と組織内に一人も存在しない所もあると思いますが、その重要性に気付いていないだけで効果は抜群です。

ただし仕事をガンガン進めていくタイプではなく、あくまでも後方支援的な立場なので、上司からは評価されにくい存在でもあります。

「戦士」のように一直線でガンガン進んでいっても困難な仕事はあります。

そのときに迂回的な方法で仕事をこなしていくのが「魔法使いの役割です。

発想が豊かであり、一見関連性のない複数の事象を統合して仕事の効率化を図ったり、誰もが思いつかなかった、または気付かなかったような方法で仕事をこなしたりします。

ただし、そうした能力に秀でた結果、逆に常識に縛られずに行動してしまうこともあり、上司がいかに「魔法使い」を使いこなせるか、その能力を最大限発揮させられるかがポイントとなるでしょう。

やはり「魔法使い」も上司にはなかなか評価されづらい存在だと思います。

組織の中には基本的に「商人」が必要です。

お金の流れを的確に把握し、資金が上手く回るよう常にチェックしています。

存在を煙たがられることもありますが、ないがしろにすると必ず規律が乱れ、最後は他社から信頼されない組織となるでしょう。

組織の中には「遊び人」と言われる存在も少なからず存在します。

彼らは仕事をしない(何か原因があって仕事が出来ないのではなく、そもそもしない)ので基本的にいなくても良いのかもしれませんが、仕事の妨害をしないのであれば実は必要なのではないかという思いもあります。

特に若手社員はそうした社員を見て、自分はああなってはいけないな、という思いを強くするのではないでしょうか。

いや、逆に、あのような社員がいるならここは緩くていいなと思ってしまうのでしょうか。どちらでしょう。

あまり考えたかとはなかったのですが、どうしてそのようになってしまうのでしょう。

若い頃から周囲に承認されることが少なかったのか、努力しているのに最低限の出世さえさせてもらえなかったのか、そもそもそのような性格なのか。

いずれにしろ人事的に問題があることは確かだと思うのですが、今のところ私の周りにはいないので詳しくは分かりません。

アリの集団の法則 8対2

ちなみにアリの集団では8対2の法則があり、8割のアリはいわゆる働きアリであり、残り2割のアリは仕事をサボるそうです。

ところが、その8割の働きアリを取り除いてしまうと、残った2割のアリの中の8割が働きアリに変化し、やはり2割のアリは仕事をサボるアリのままだとのことです。

不思議なシステムですね。

会社の中にいる働く社員たちが一斉退職してしまったら、「遊び人」的な社員の中から生存本能が活発となって働く人たちが出てくるのかもしれません。

こんな記事も書いています。

飲み会の最大の目的はコミュニケーションを図るためにあります。

飲み会の参加は無駄だと考え断る場合は、普段から多くの社員と雑談をしておこう

その社員がいなければ外部からの問い合わせに誰も対応できない。

「それなら仕方ないよね」

そんな文化だといいんですけどね。

仕組み:問い合わせに職場の誰でも対応できるような仕組みを作っておくと有休を取りやすい

現実性を無視して自由に書いた記事です。

土日夜間の会社は有効活用できないか