【仕組み】有休の予定はとりあえず先に入れておきましょう。仕事を気にしているといつまでも取れないです。

有休はどれくらい取得しているでしょうか。

人によって年間0日の人もいれば、20日ほど取得している人もいるでしょう。

厚生労働省では2020年の目標取得率を70%としています。もし20日付与されていれば14日です。月に1日以上取得することになります。

恥ずかしい話、自分の会社ではどれくらいの取得率なのか分かりませんが、デンソーや島津製作所、東レなどは年間16日以上も取得しているようです。

(以下、東洋経済による「有給が取れて年収も高い会社」トップ200社)

https://toyokeizai.net/articles/amp/327627?page=3

日本人は周囲の目を気にして有休が取りにくい

有休は労働基準法第39条で定められている制度ですが、なかなか仕事が忙しくて取りにくい人も多いでしょう。周囲の目を気にする人もいるでしょう。

もう10年ほど前のことです。外国人の知人が「有休は全部取らなきゃ損でしょ」と話していました。それに対して私は当たり前のように「罪悪感があるので」と答え、「?」という顔をされたのを覚えています。

日本人は特に罪悪感を感じる国の一つなんですね。知りませんでした。(以下、エクスペディアによる有給休暇の国際比較調査)

https://welove.expedia.co.jp/press/40915/

有休の予定は仕事よりも先に入れておくこと

私はそれでも社内での取得率は高い方だと思います。

家族優先を常にアピールし(アピールしなくてはいけないこと自体がおかしなことなのかも知れませんが)、毎月1日は有休取得するよう意識しています。

仕事の残量を気にしていると、いつになっても有休取得は出来ません。空いている平日に一泊二日の旅行にも行けません。

そこで仕事優先ではなく、まずは先に有休の取得日を決めてしまいます。1か月以上先の予定ならば、まだ仕事の細かい予定は埋まっていないでしょう。

そこから有休の取得日を意識しながら仕事のペース配分を考えていきます。早い時期から考えることで、以下のようなメリットもあります。

有休取得による別のメリット

先の予定が決まっていることで、

① 仕事の効率化を自然と意識する。

② オンとオフのメリハリがつくことで仕事への集中力も高まる。

仕事でも何でもそうですが、不思議なことに一旦将来の予定が「バシッ!」と決まってくると、その予定に合わせようと私たちはペース配分していくものです。

例えば自分にとって何か重要な資格試験の日程が突然3週間後に決定した場合、それに合わせてスケジュールを何とか上手く調整し猛勉強すると思います。

逆に言うと、試験日程が不明瞭な場合はだらだらと勉強をしてしまうのではないでしょうか。

あえて先の予定を入れることで、自分を上手にスケジュールしていくやり方でした。

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