【仕組み】人事異動は必要か? 成長したい人には最高のチャンス

中学校のクラス替えを覚えていますか?

「誰と同じクラスになるのか?」「誰が担任になるのか?」と、期待と不安が入り混じっていたと思います。

しかしそのように思うのは学生時代だけではありません。社会人になっても同じです。組織の中では人事異動があります。

いつになっても人間関係は重要です

部署異動時には「誰と同じ職場になるのか?」「誰が上司になるのか?」「どんな仕事を担当するのか?」と気になります。学生時代のクラス替えと全く同じです。

異動先に評判の悪い同僚や話の通じない同僚がいると、自分は飛ばされたのではないかと不安になります。

そうではなく、その部署の立て直しのために異動したのかも知れませんし、やはり想像通りに飛ばされたのかも知れません。疑心暗鬼に陥りますね。

また、自分と合わない同僚や上司がいると、それだけで鬱になります。

特に上司と合わないと、自分の能力が7割ぐらいしか発揮できないともあるでしょう。人間関係はいつになっても重要です。

そんな人事異動について、メリットとデメリットを考えてみました。

人事異動のメリット・デメリット

メリット① 人間関係のリセットができる

人事異動が少ない組織は離職が上がるそうです。

「こんな人間関係はもう嫌だ! 辞めてやる!」と言って退職した人はごまんといるでしょう。

仕事内容よりも誰と仕事をするかの方が重要です。嫌な同僚ばかりだと気が滅入ります。良い上司や同僚に恵まれていれば、困難な仕事でも乗り切ることができます。

そのため、会社によっては定期的に人事異動を行います。数年単位で新しい同僚と仕事をすることになります。

日本では入社から定年まで一つの企業に勤めることが多かったため、人事異動により人間関係で悩み退職する人が少なくなります。

メリット② 新たな知識や経験を得られる

新しい仕事にチャレンジしたい人や、同じ仕事では飽きてしまう人は、人事異動が適しています。

私の場合は、これまで学んできた知識等が活かせる部署への異動が多かったように思います。

これまでの知識等に新たな知識等が加わることで、以前では考えられたなかった企画を立ち上げられるようになってきました。

仕事をこなす速度も明らかに速くなりました。学んだ知識と経験と基に、方向性を間違えずどんどん進められるからだと思います。

ただし、新たな仕事へのチャレンジ意欲よりも、一つの仕事に深く取り組みたいと考える人にとっては、人為異動は魅力的ではありません。

デメリット① 仕事を引き継がなくてはならない

一つの業務を成し遂げるのに、準備段階から2年ほど掛かるものもあります。

そんなときに異動となってしまうと、「なぜ自分がここまで進めたのに異動なんだー!」と天井を見ながら大声で叫びたくなります。

しかしそう思って天井を見上げたあと、「天井はけっこう汚れているな」「あ、小さいクモ発見」などと気分転換をしてください。

異動は仕方ないものです。熱く香ばしいコーヒーでも入れてください。

確かにあなたがその仕事を準備したのかも知れませんが、あなたの所有物ではありません。

そして引き継げない仕事はしてはいけません。次の担当もすぐに仕事に取り組めるよう、しっかりしたマニュアルを作成してください。

デメリット② 人間関係を改めて築く必要がある

これはメリットの裏返しなので仕方ない部分です。良好な人間関係を築いていた場合は寂しいです。

もし同僚や上司が「○○さんがいなくなって残念だよ」と本心から悲しんでくれるなら、思わず涙がこぼれそうになりますね。

新たな職場でも良好な人間関係を築くことは能力の一つだと考えて頑張っていきましょう。

人事異動が組織の活性化をもたらす

どんなに優秀な人でも異動せず長く所属していると、そこに異動してきた人が意見を言いにくくなります。改善案を出しにくくなります。

「後から異動してきたのにどこまでこの仕事を知っているんだ。俺はもうここに5年もいるんだぞ」

そう言われてしまうとなかなか言い返せないですよね。

でも、長くいる人の気持ちを考えてみると、そのように言ってしまうのもよく分かります。

新しく異動してきた人がもし改善案を上げてきたら、それまで自分が行ってきた、正しいと思っていた仕事のやり方を否定された気持ちになります。

ですから長くいる人の気持ちも良く分かるのです。

私は新しい部署に異動後に改善案を出すことが多いです。それは新しく異動してきた社員の務めだと思っています。

異動直後は仕事を新しい視点で見ることができます。変な人間関係も関係ありません。

そのため、長くいる社員を決して否定しないよう十分注意しながら改善案を出すようにしています。

そういうわけで、人間関係によるデメリットを少しでも減らすため、異動というのは組織の活性化のため必要なのです。

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