人工知能(AI)などを初めとする仕事の自動化は、今後も継続して私たちの様々な仕事を奪っていくことが予測されています。
「そんなこと言ってもまだまだ先のことでしょ?」
私はそう思っていましたが、スーパーのレジでの支払いは機械化された場所が一気に増加しています。お金の支払いは機械にカードをかざして終了です。10秒もかかりません。
「初めて体験したときは何だこりゃ! と驚きましたが、今は機械化してない店での支払いが面倒にまで感じるようになりました」
その支払いの間、店員はすでに次の客の商品バーコードを読んでいます。一人の客にかける時間は7割以下になっているのではないでしょうか。レジの店員が行っていた仕事の半分がすでに機械に取って代わられました。
お釣りの受け取りのとき、店員によっては明らかにこちらの手に触れないように渡してくる人がいますが、そうした光景も見られなくなりますね。
昭和・平成ではコンビニ等でよく見られた景色として、昔話となりそうです(笑)
また、UNIQLOでは商品をカゴに入れたまま所定の位置に置くだけでICタグにより自動計算されました。店員に話を聞いてみたところ、「人手が少なくても対応できるようになりました」とのこと。
失職リスクの男女差は日本が世界最大
日経新聞(9/30)によると、国際通貨基金(IMF)の調査では人工知能(AI)などの仕事の自動化がもたらす失職リスクの男女差は日本が世界最大になるそうです。
アメリカやカナダなどは男女差がほぼないとのことです。日本は女性が定型的な仕事に就いている割合が高いことが要因のようです。
若い人ほど非定型の仕事に注力する
この記事から考えると、将来的にAIにより自分が失職しないためには、「定型的な仕事以外のことを出来るようにしておく」ということです。
例えば、将来なくならないと予測されている仕事の一つに保育士があります。機械では子どもの体調管理や遊び相手、感情の読み取り、食事の世話、保護者との情報交換まで行うのは困難であり、需要拡大や人材不足も相まって無くなることはないでしょう。
「保育士や教師って残業が常態化しているうえ、責任が重いからブラックでしょ!?」
「いや、10年後はホワイトかも知れません」
保育士は給料が低い割に仕事の責任が重いと言われていますが、長期的な視点で考えると勝ち組になるのかも知れません。10年後にはどうなっているのでしょう。
すでに一般企業で就労している場合でも、単にデータ入力や電話取り次ぎを中心に行う仕事だけではなく、機械が苦手とされるコミュニケーション能力や調整能力を必要とする業務を得意にしていくよう意識していくことが、将来的に自分の身を守ることになりそうです。
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