インドで銃口をつきつけられた記事の最後に少し書きましたが、
場所は香港のホテルの部屋でした。
そのホテルは私が事前に日本から予約していたホテルではなく、
場所は西湾河という駅が最寄り駅です。
到着日は夜便でかなり遅かったので、
週末のためか、ホテルの前はそこそこ人通りがありました。
さて、そのホテルは一階の入口に警備員?
そしてドアの前にあるエレベーターを使って部屋まで行きます。
しばらくして気付いたのですが、
人生で初めて幻聴が聞こえる、しかも香港のホテルで
宿泊して二日目の深夜でした。
私はいつものようにその日の旅日記を書き終え、
「ザワザワザワ・・・」
いつしか雑踏からのザワザワという音が聞こえてきました。
「こんな時間に何だ?」
昨日の到着時も若者が遅くまで通りを歩いている姿を見かけていたので、
けっこうな騒音が室内まで聞こえています。眠れなくなった私は窓を開け、通りを見下ろしました。
「・・・あれ?」
そこには予想に反し、人っ子一人いません。
よく考えてみたら今日は月曜日です。
「おかしいなあ」
完全に私は寝ぼけていたのでしょう。隣人を起こさないようドアをそうっと閉め、ベッドに潜り込み、
しかしその瞬間、
「ザワザワザワ・・・」
「!?」
勘違いではありません。確かに聞こえてくるのです。私は閉じたまぶたを瞬時に開けました。するとその瞬間、
サアッと恐怖心が私を包み込みました。これってまさかの!
私はそういった経験がなく、全く信じてこなかったのですが、
試しにもう一度ベッドの上で目を閉じてみました。
やはりざわめきが聞こえてきます。
これは来たぞ!
私はベッドから飛び起き、部屋中の電気を点けました。
危険なホテルの部屋にはお札が貼ってある、
こんな時間にホテルの従業員に「窓の外が騒がしくて眠れない」と起こしに行ったら何と言われるでしょう。きっとおかしな日本人を泊めてしまったと眉をひそめられてしまうことは間違いありません。明日には別の宿泊客が来るから出て行ってくれと言われてしまうでしょう。
このブログを読んでいる方は何を大袈裟な、
そして思い出したのが御数珠です。誰もが知っている仏具です。今回
しばらく唱えた後、恐る恐る目を閉じてみると、もう
それ以降は幻聴聞こえず
きっと私が寝ぼけていたための幻聴だった、と思います。多分ですが。それ以降は幻聴は聞こえていません。そのホテルは安かったためもう一泊しましたが、何も聞こえてきませんでした。
ちなみに翌日はマカオへ出かけ、
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