独学:メンタル・ヘルスマネジメント検定試験2。過去問ファーストで

私はメンタル・ヘルスマネジメントⅡ種を受験(92点)しました。

前回の記事では使用したテキストを紹介しました。

ここでは過去問の使い方について紹介します。

独学:メンタル・ヘルスマネジメント検定試験1。外して、ちぎれ

独学:メンタル・ヘルスマネジメント検定試験の過去問の使い方について

私は当初、以下の通り進めていこうと考えていました。

テキストを全て読む → 過去問を解く → 解答・解説を読む

テキストを全て読む、といっても熟読するわけではありません。

さらっと通して読んでみるというレベルです。

世界史の分厚い教科書を全て読んでから問題集を解いていこうとするイメージでした。

ところが、そのさらっと読んでいるだけでは全く頭に残りませんでした。

事前の予備知識が少しでもあれば良かったのかも知れません。

しかし、私にとって未知の用語も数多く、ただぼうっとページをめくっているだけの状態に陥ってしまいました。

テキストをお持ちの方は分かると思いますが、第1章からして難解な「法制面での意義」であり、それだけで40ページ近くにも渡って説明されています。

このまま300ページ以上も読み進めていくのは理解ができず、やる気も継続せず、効率も悪いと思いました。

公式テキストからではなく、過去問から始めてみた

そこでテキストを読むのは後回しにし、

過去問を解く → 解答・解説を読む → 該当箇所のテキストを読む

という順序に切り替えました。

初めて世界史を学ぶときと似ています。教科書を読んでも なかなか頭に残りません。簡単な問題集を解いて要点やキーワードを掴んでおくと、教科書の理解がぐっと深まります。

そのため初めて問題を解くとき(1回目)は、正答率が7割を下回って当然と気持ちを切り替えました。

テキストは全部で7章あります。

頑張って1日に1章分ずつ過去問を進めていけば、7日間で一周できることになります。

しかし、実際には以下のとおり、各章によって問題数が異なります。

第1章 36問

第2章 18問

第3章 18問

第4章 42問

第5章 34問

第6章 22問

第7章 20問

計  190問

これは実際の試験も章ごとに出題される問題数が異なるため、過去問もそれに合わせて作成されているためです。

2章(18問)ならば頑張れば一日でこなせる量ですが、1章(36問)、4章(42問)、5章(34問)は量が多いため、2日に分けて勉強していくことにしました。

つまり10日間で過去問を一周するようにしました。

2回目以降は復習となるので、問題を解いたりテキストを読む速度が上がっていきます。

一周するのに必要な日数は、10日 → 8日 → 6日のように減少していくでしょう。

過去問を5回解いてみた

(白紙のA4用紙に解答を書いていきました)

問題を解いてみると気付くと思いますが、一切テキストを読んでいなくても5割ぐらいは正解できます。

おそらくこうだろう、と思って解いた問題がけっこう正解しています。

しかし、これは2回目、3回目と解き直したときに痛感したのですが、このやり方だと本当に理解して正解したのかまでは分かりません。

そこで私は途中から、解答に自信がない場合はチェックを入れて後で確認できるようにしました。

私は過去問を全部で4回解き直し、さらによく間違えた問題だけ試験前日に5回目を解きました。

間違えた問題だけ何度も解き直すという方法もあるかもしれません。

しかし私は正解した問題も同じ回数だけ解き直し、テキストも確認しました。

それによって、テキストの複数個所にまたがって解説されている「労働者の心の健康の保持増進のための指針」や「過重労働による健康障害防止のための総合対策」についてより深く理解できるようになり、結果的にナナメの視点から主題された問題(横断的な問題)でも解けるようになった気がします。

ちなみに妻も同様のやり方で試験(別日程)を受け90点でした。

こんな記事も書きました。

独学:メンタル・ヘルスマネジメント検定試験3。継続する仕組みづくり

【仕組み】記憶力だけに頼るのは限界があるため、見える化によって効率的に仕事を進めていく。