独学:メンタル・ヘルスマネジメント検定試験3。継続する仕組みづくり

「継続は力なり」と言いますが、意志の力だけでは難しいものがあります。

▼前回の記事です。まずはテキストを読んでいく勉強法よりも、いきなり過去問から始める方が私には合っていました。

独学:メンタル・ヘルスマネジメント検定試験2。過去問ファーストで

いかに飽きず独学で継続していくか(メンタルヘルス・マネジメント)

先日、メンタル・ヘルスマネジメント検定試験が終了しましたので、

「次は英語だ。40歳を過ぎた現在まで一度も職場で英語が必要になることはなかったが、やはり英語は重要だ。訪日外国人も3000万人を超えたらしい。それに東京オリンピックで街中外国人だらけになる。むしろ日本語を使う機会が無くなるのではないか。」

と一人勝手に思い込み、新宿の紀伊国屋書店7階の語学等のフロアーまで意気揚々と向かいました。

そして一切悩みもせずTOEICのテキストを購入しましたが、冗談抜きで僅か2時間程で力尽きました。

進んだページ数は3ページです。

「半年以内に700点を超えてみせる」などと知り合いに公言しなくて本当に良かったです。

よく目標を達成するためには公言した方が良いという記事を読みますが、そうしていたら大恥をかくところでした。

さて、上でも述べましたが、私はメンタル・ヘルスマネジメントⅡ種を受験しました。

過去問を全部で4回解き直し、さらによく間違えた問題だけ試験前日に5回目を解きました。

正答率(全190問)は以下のとおりでした。

1回目 61%(115問)

一切テキストを読んでいなくても、何となく5割ぐらいは正解できる内容だと思います。61%の正答率でした。

2回目 93%(177問)

1回目を解いた翌日に解きました。まだ覚えている内容も多く、正答率は93%と高くなっています。

3回目 93%(177問)

2回目を解いてから10日程度で解いています。正答率は2回目と同じ93%でした。復習までの期間を空けすぎたのでしょうか。

4回目 97%(185問)

3回目を解いてから1週間以内に解いています。試験2日前に解き終わりました。

誤った問題を確認してみると、3回目にも誤った問題だったり、3回目に正解かどうか自信がなく解答していた問題ばかりでした。弱点です。

4回目でも正答率は100%に達しませんでしたが、4回も解いたことで、「自分は頑張ってるな~」と一人勝手に満足していました。

各章ごとの正答率は、以下のとおりでした。

左から1回目 → 4回目です。

第1章 72%、86%、86%、97%

第2章 61%、94%、100%、100%

第3章 61%、94%、89%、94%

第4章 43%、88%、90%、95%

第5章 65%、100%、97%、100%

第6章 68%、100%、95%、100%

第7章 60%、95%、100%、95%

合 計 61%、93%、93%、97%

2回目以降の正答率を見ると、第1章が僅かながらも弱点のような気がします。

このように一目で分かるよう記録していたことは、弱点の分析だけではなく、日々記録した結果を見ることで、自分自身でこんなに頑張っているなあと意識させ、やる気が継続したことに大きな意義があったように思います。

継続のための仕組みづくり

日本の行動科学マネジメントの第一人者である石田淳氏は、目標に対して続けられる環境を作るため、

自分で「ポイントカードを作って、行動するとポイントがもらえる」

という仕組みを紹介しています。

(「プロの勉強法」PHP研究所 より)

私の場合、それは白紙のA4用紙3枚分に書き連ねた問題の解答(日付も記載)でした。

白紙の用紙を黒字や赤字のボールペンでびっしり埋めていくことに満足していました。

元来飽きっぽい私ですが、試験まで集中して継続できたのは、こうした仕組みづくりが上手くいったからだと思います。

また、目標達成のために、そこに至るまでの小さな目標をたくさん作ることも良いと思います。

私の場合、目標はメンタル・ヘルスマネジメント検定試験の合格でした。

合格には本番で70点以上取らなくてはなりません。

そこで合格に至るまでの小さな目標として、過去問の第1章から7章まで、各章ごとに85点を目指すことにしました。

・最終目標 → メンタル・ヘルスマネジメント検定試験の合格

・小さな目標 → 過去問の各章ごとに85点を目指す

どうでしょう。

小さな目標を設定した方が、合格までの道筋がより具体的になり、可視化できたのではないでしょうか。

同様に、仕事でも小さな目標を設定した方が良い場面はたくさんあると思います。

(ふと考えてみた例)A案とB案があり、上司はA案を推しているが、私はB案が良いと考えている。

最終目標:上司がB案を推すよう変更させる。

小さな目標:

1.A案を採用することによるデメリットを上司に説明する

2.A案を採用することによるデメリットを同僚に説明する。

3.同僚から上司にA案のデメリットを説明させる。

4.上司にB案の方が良い理由を説明する。

5.周囲にB案の方が良い理由を説明する。

6.同僚から上司にB案が良いと説明させる。

7.B案を推すと上司に不利益が生じることを説明する。

8.上司の弱みを握り、B案を推すよう脅す。

ちょっと考えただけでも小さな目標はたくさん作れます。

全て達成しなくても最終目標を達成できそうです。

こんな記事も書いています。

▼次回は勉強の環境づくりについて紹介します。

独学:メンタル・ヘルスマネジメント検定試験4。環境づくり

【考察】なぜ仕事が出来ない上司が存在するのか考えてみた