仕事術:優れた仕事をこなす先輩を注視し真似ること(「働く君に贈る25の言葉」佐々木常夫)

いきなりですが、

「出世ってどんな感じ? よく分からないんだけど」

人生で一度も出世したことのない40代平社員です。

 

さて、私は同期の中で唯一、平社員のまま40代を迎えました。

仕事は真面目にこなしてきましたが、仕事ができる社員ではありませんでした。

そりゃ、出世は出来ません。

とある会議で同期が管理職相手に業務の課題点を分かりやすく説明している姿を見て、たいしたものだなあと感心していたのを覚えています。

そんな私も周回遅れではありますが、何とか組織の中で仕事を続けています。

平社員ではありますが、今では異動してきた社員に仕事を教えたり、新人アルバイトの面接・研修を行ったり、全体会議での司会進行や他部署との調整を図る立場にまでなりました。

任される仕事が増えてきたというのは、ドラゴンクエストで例えると、レベル1のまま、素手から棍棒、そして鉄の剣へと保有する武器のみが強くなってきたということでしょうか?

いつかはロトの剣まで手に入れられるでしょうか?

それよりも先に私のレベルが上がる(昇進する)のでしょうか?

いや、40歳を過ぎてからの昇進なんてそもそもありえるのでしょうか?(昇進する人はみな20代から上がっているため)

さて、そんな私の仕事ぶりは、30代後半から劇的に変化しました。

変化した要因は複数ありますが、そのうちの一つは以下の本から仕事術を学んだことによります。

優れた仕事をこなす先輩を真似る(「働く君に贈る25の言葉」より:佐々木常夫)

【働く君に贈る25の言葉:佐々木常夫(著)WAVE出版】

ベストセラーとなったのでご存知の方も多いと思いますが、元東レ取締役である佐々木常夫さんの著書です。若いビジネスマン向けに、幸せに働き、幸せに生きるためのエッセンスをまとめたものです。

以下のような内容が記載されています。

「仕事ができるかできないかは、「能力の差」よりも「仕事のやり方」

プアなイノベーション(革新)より、優れたイミテーション(模倣)を

「一般的な会社の仕事は同じことの繰り返しであり、自分の出す知恵などたかが知れているものです。

だから、優れた仕事をしている先輩のやり方をどんどん真似ること」

 

私は初めてこの本を読んだときに感銘を受け、覚えておきたい箇所に黄色い蛍光ペンを引いては繰り返し読み直しました。

仕事を効率よく進めるためには優秀な人の真似をすればいいのか、と恥ずかしながら30代後半にもなって初めて理解しました (-_-;)

そして同じ部署の同僚がどうやって仕事を効率的にこなしているのか、その時から終始意識するようになりました。

しばらく注意していると、以下のような点に気付きました。

Aさんは業務ごとにフラットファイルの色を統一し、資料探しに無駄な時間をかけていない。

(整理できず資料を探すのに1日3分余計にかかっている場合、月に3分×22日=66分にもなります。

もしこれがテレビゲームの出来事であり、持ち物を探すのに毎回1分もかかっていたらどうでしょう?

ゲーム上で自分の家に入るのに、毎回1分もかけてカギを探している。

そんな状態であれば、とてもゲームをやる気にはならないでしょう。)

Bさんは週に1日だけ特定の事務作業のみ行う日を設定している。

その1日は他の業務を一切行わない反面、その事務作業だけに集中し、猛烈なスピードでこなしている。

(シングルタスクを意識することで仕事の効率性が増します。

他の仕事の締め切りを意識しながら別の仕事を行うのは明らかに非効率です。

自分では気付いていなくても何度も他の仕事が頭をよぎり、ストレスを感じているはずです。

目の前の仕事に全神経を集中すべきです。

現実的にはなかなか難しいのですが)

Cさんは営業先との面談前日に相手に電話をかけ、

明日はお願いします」

と挨拶しながら、面談日時や交渉内容の確認をさりげなく行う。

(すっぽかされた場合、日程の再調整や、営業先までの往復時間のロス、信頼度の低下、心理的負担増など全くいいことがありません。

五分ほどのひと手間をかけることで面談日時の再確認が出来るだけではなく、相手からの信頼性も増すでしょう。

これがLINEで繋がる友人などであれば、三週間前の約束を再度確認することは容易いものでしょう。

デートなどであれば、むしろ進んで行うかもしれません。

「明日、○○に10時ね」

「りょうかい」

「遅れるなよ!」

「あなたもね!」

これが仕事になると、やらない人が多いのは何故でしょう?

やったことによるデメリットは少ないはずです)

同僚が工夫している点はその他にも数多くありました。

私は忘れないようそれらをメモし、自分なりに一つずつ真似て実践するようになりました。

また、本の中では以下のような内容も記載されています。

「優れたイミテーションを積み重ねた先に優れたイノベーション、すなわち、君独自の「やり方」が生まれてくる」

凡を極めて、非凡に至る―。これこそ、君が成長する秘訣」

(この本は、筆者が架空の「遼君」に対してアドバイスするという設定のため、所々に「君」という表現が使われています)

「凡を極めて、非凡に至る」というフレーズはいいですね。

階段を一歩一歩着実に上っていくようなイメージがこの言葉から浮かびます。

私は未だに平社員ですが、退職するまでこのフレーズを忘れず、ひとすら凡を極めていこうと思います。

 

中学生のとき蛍光ペンについて思ったこと

1.重要な箇所だけに引く(引き過ぎない)

2.2~3種類の色を使い分けると良い

3.電気を消しても光らない

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