整理整頓のメリットは必ずしも物を「しまう」だけではありません。
「選択肢を減らし」脳の疲れを減少させるというメリットもあります。
人は朝起きた瞬間から選択しています。目覚ましを止めた後、布団を跳ねのけるか、もう少し眠るか、スマホを操作するか、今日は何をするか考えるか。
そしてベッドから起き上がった後、トイレに行くか、顔を洗うか、着替えるか、家族に挨拶をするか、カーテンを開けるか。
よく考えるととんでもない量の選択をしています。脳が疲れるわけです。
整理することで意識がそれる可能性を減らす
「整理整頓している人は全員が仕事ができるか」というと、必
しかし整理することにより机の上に物が少なくなります。目の前にある物が少なくなります。
すると「目につくものが減る」ため、
人によっては一日5時間もデスクワークしているでしょう。すると5時間もの間、余計な物をチラチラと無意識かもしれませんが目にしているわけです。
例えば、デスクの端に美味しそうなドーナツが置いてあるとします。その状態で丸一日過ごしたらパフォーマンスが落ちるのは明白です。
自分で意識していなくてもパフォーマンスは落ちているのです。
著名人による服の整理
普段着る服がいつも同じものばかりの有名人がいます。
もちろん彼らは服を買うお金が無いわけではありません。センスが無いわけでもありません。
有名な話ですが、オバマ元大統領は着るスーツの色を2色だけにしました。スティーブ・ジョブズは黒のタートルネックにジーンズばかり着ていました。
オバマ大統領もスティーブ・ジョブズも毎回着る服を選ぶことで悩む時間や頭を使う労力を減らすためにそうしていたのです。
彼らにとっては洋服よりも仕事の方が遥かに重要なわけで、他のことで考えている暇が無かったのです。
私の服装の整理
著名人に限らず私たちも服装の種類を減らすことで大きなメリットを得られます。
例えばあなたがサラリーマンの場合、同じ白のワイシャ
そういえば数年前の飲み会のとき、参加した男性社員が全員黒のズボンだったことがありました。別にわが社は黒のズボンが指定されているわけではありません(笑)。男性は10人以上参加していましたが、知り合いの指摘で気付きました。
同じものを複数用意しておくことで、毎日朝にどの服を着ようか迷う必要がなくなり、そのことで脳を疲れさせることがなくなります。
普段着も含めて徹底的に服を整理してしまいましょう。
当たり障りのない服装なら毎日同じでも誰も気にしません。気にするなら周囲にそう説明すればいいだけです。
実際私はシャツもズボンも靴下も革靴も毎日同じです。そのうちタオルハンカチも全部同じものをそろえる予定です。
脳エネルギー
私たちは身体が疲れることには大変気にします。「あんなに遠くまで歩くと疲れるうな」「階段で3階まで上がると疲れるな」とすぐに考えます。
しかし脳が疲れることには無頓着です。全く気にしていない人が多いでしょう。
朝起きた瞬間の身体エネルギーを100とすると、寝るときは30ぐらいまで落ちているはずです。
脳エネルギーも同様です。しっかり睡眠を取って起きた瞬間は100ですが、寝るときは30ぐらいまで落ちています。
100しかないのに朝から「今日はどんな服を着ようか」という選択で悩むことで脳エネルギーを使ってしまうのはもったいないです。
そこに脳エネルギーを使うなら重要な仕事に使いたいものです。
極端な話ですが、い
買い物の時はよ
テレビに関しても毎週自動録画しておけば見忘れることもなく
先ほど挙げた例も含め、そうやって少しずつ脳への負担を減らし、常に最高のパフォーマンスを意識し、余裕を持って過ごしていきましょう。
常に余裕があると判断でミスすることも少なくなります。
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