【効率化】自分がコントロール出来ないものは注力してはいけない。解決できないしストレスにもなる

「最近、地震が多くないですか」と会社の施設管理をしている方に聞かれました。

そう言われてみると多いような気がします。

世界各地で噴火も起きてるような気がします。

震度6弱以上の揺れに見舞われる確率

調べてみると、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は

・千葉85%

・横浜82%

・東京都庁48%

・京都13%

・福岡市8.2%

等となっています。

全国地震動予測地図2018年版

大きな揺れに襲われることを考えると怖いです。

太平洋岸には巨大地震が確実にやってきます。

いつかは分かりませんが、遠くない将来に確実にやってきます。

地震が来ないようコントロールすることは出来ません。

コントロール出来ないものに注力してはいけない

自分がコントロール出来るものと出来ないものに分けて、コントロール出来るものに注力すべきだという研修を受けたことがあります。

自分がコントロール出来ないものをいくら考えても無駄です。

出来ないものは出来ないのです。

・歳をとるのを止めることは出来ません。

・天気予報を自分に都合よく変えることは出来ません。

・頭の固い上司の性格を変えることも、きっと出来ません。

それなのに、どうにかしてコントロールしようと悩むのは時間の無駄です。

それだけではなく、悩むことでストレスにもなります。

不得意な分野で努力(勝負)してはいけない

話しは少し横道にそれますが、

得意な分野と不得意な分野がある場合、不得意な分野を努力するのは効率が悪いです。

不得意な分野に時間をかけるのならば、その分得意な分野に時間をかけた方が遥かに効率が良いです。

社会人になってからは、大学受験時のように全ての科目を均等に勉強する必要はないのです。

足の速さと努力について

例えば、足が遅い友人がいるとします。

「努力すればきっと足は速くなるよ。君は勉強では努力で偏差値が5も上がったでしょ」

友人にそんな言葉を投げかけることはないでしょう。

努力したって足はそう簡単に速くはなりません。

フォームの改良や筋トレなどで変化はあるでしょうが、そもそも遅かった人が「速い」と言われるまでにはならないでしょう。

努力だけではどうすることも出来ない絶対的な分野があるのです。

▼以前に書いた記事です。ちなみにスポーツの遺伝率は85%とのことです。

【効率化】足の遅い人がいくら努力しても速くはならない。みんな知っているのに、なぜ大人になっても不得意なことを努力するのか。

コントロール出来るものだけ考える

初めに挙げたように、太平洋岸に巨大地震は必ずやってきます。

国を挙げて可能な限り被害をくいとめようとしています。

ただし、発生しないようコントロールすることは出来ません。

いつ発生するのか指定することも出来ません。

私も嫌だなと思いますが、そればかり考えてもストレスになるだけです。

コントロール出来るものだけ考える

しかし、地震が起きても安全な環境に身を置くようコントロールすることは出来ます。

・耐震性のある住居に住む

・転倒可能性のある物は固定する

・保存食やペットボトルを用意する

・家族内で避難場所や連絡方法を共有する

コントロール出来ないこと(地震を発生させなくする)は初めから考えず、出来るものだけを考えておきます。

仕事について

仕事においても、コントロール出来るものと出来ないものを分類して考えることが重要です。

例えば、いつも仕事の報告書の提出が遅れる部下がいるとします。

期限もちゃんと伝えてあります。

遅れるたびに怒られています。

上司からしてみたら、「あいつ、また遅れやがって」とストレスとなっているでしょう。

怒るだけではコントロールが出来ていないということです。

そこで、こちらから働きかけてコントロール出来る別の手段を考えます。

・締切3日前に上司から連絡する。

・紙で締切日を貼り出しておく。

・週1回の会議の場で全体に向かって連絡する。

ここまでやればコントロールは出来るでしょう。

もし、ここまでやっても締切日に遅れるようなら、任せている仕事が多すぎるとか、問題点はもっと別のところにあるのかも知れませんが。

▼以前に書いた記事です。仕事においては個人でコントロール出来る部分は無数にあります。ちょっとした工夫で業務が改善でき、ストレスを減らすことも出来ます。

効率化:付箋紙を「強粘着」型に変えてみると、壁やドアに貼り付けても落ちませんでした

 

紙に書き出してみると分かりやすい(見える化)

私は最近ストレスが多いな、と感じると、自分がコントロール出来ていないものがあるからだなと気付きます。

そして何がコントロール出来ていないのか、何がコントロール出来るのかを紙に書き出します。(見える化

ここでコントロール出来ないものは頭から捨て去り、コントロール出来るものだけを考えて業務改善に活かしています。

ぜひみなさんも紙に書き出してみて下さい。

コントロール出来ないもの

・週5日仕事に行く

・上司の性格、仕事ぶり

・天気

・株価

コントロール出来ること

・睡眠時間をしっかりとる

・規則正しい生活を送る

・手帳に仕事の進行具合を事細かに書き込み、進行管理を行う

・何を食べるか

紙に書き出して目に見える状態にすると、頭の中がすっきり整理されます。

出来ることに注視できます。

そして改善策が見えてくることが多くなると思います。

 

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