お金が無くても、楽しく過ごせればいいのでは?

私は四十代になっても出世できず平社員です。そのため給料はもうあまり上がりません。

出世は個人の努力だけではどうしようもない部分があると半ば諦めています。

給料が上がらないのであれば、それなりの生活レベルで留める必要があります。お金の掛からない生活で過ごさなければなりません。

お金がかかるもの

例えば車は買いません。というか買えません。車は購入費用のほか、税金やメンテナンス代、車庫代が継続的にかかります。

私は車を購入したことはないので詳細は分かりませんが、購入費などを分割すると毎月五万円以上は掛かる計算となるのではないでしょうか。

お酒は職場の歓送迎会以外ではほとんど飲みません。飲みに行くと一回で4,000円は掛かると思います。

海外旅行もなかなか行けません。その代わり、ゲームで旅行気分を味わえるものを選んでプレイしています。平日は時間的余裕が無いので土日の空き時間に少しずつ進めています。

趣味がゲームだとほとんどお金はかからない

もともと海外一人旅が趣味でした。独身時代は貯金を気にせず旅行代に充てていました。

しかし、子どもが生まれると途端に自分の時間が無くなりました。実感として一日あたり三時間は無くなった感覚です。

子どもを海外に連れて行けません。妻に子どもを頼んで一人で行く訳にもいきません。そのため、海外旅行気分をゲームで味わうようになりました。

西洋の古い街並みや緑に囲まれた東南アジアのような世界で主人公を動かしていると、本当に自分がその場にいて観光している気分です。

ゲームの中とはいえ、本当に観光しています。主人公が空を見上げると、古い大聖堂の尖塔が青空と共に視界に飛び込んできます。

現実世界の観光と異なるのは、実際その場にいるかどうかという点ぐらいです。ネット上で「あの景色は美しいよねえ」と他者と共感することも出来ます。

一生に一度は見てみたい世界遺産などがあるように、一生に一度は見てみたいゲーム内の景色、というのがあっても良いでしょう。

海外の世界遺産はそこに至るまで長い時間を掛けてたどり着きます。ゲーム内であってもそれは同じこと。困難を乗り越えてやっと見ることが出来る光景もあります。

誰もがその場で旅行できる世界について

今後さらにCGが精密化し、テレビ等の画質も向上し、VRが普及するようになるでしょう。すると、何が起きるのか。

現実世界よりも美しい光景を、

・忙しくて時間的余裕がない人

・金銭的余裕が無い人

・体力が無い高齢者や入院中の患者

まで誰もが楽しめる時代が来るでしょう。

この現実世界でさえ、すでにGoogle マップが作られているのです。Googleが近い将来性、この現実世界を丸ごと3D化する「Google3D」なるものを作り上げるでしょう。VRによって誰もが世界中を観光できるサービスを提供してくれるでしょう。

その他として、YouTubeを楽しむのもいいですね。好きな動画を見ているとあっと言う間に時間が過ぎていきます。私はゲームが好きですが、他人がプレイしているゲームの実況中継を見るのも好きです。時間がいくらあっても足りません。

小説も随分と読みました。どこでも場所を取らずに読めるのがいいです。文庫本で買えばお金もそれ程掛かりません。

また、以前は山手線一周散歩や坂道巡りなどの散歩もしていました人通りが全くなくなる休日のオフィス街も歩いていて面白いです。

そういえば一人で写真を撮っていると、「何を撮ったか見せてください。ここにいる目的は?」と警察官がやって来たことがあります。ちょうど私が撮っていた景色の先にアメリカ大使館があったためとのことでした。

散歩は交通費以外は掛からず、また、自分の知らない景色を見ながらのんびり過ごせるのでお勧めです。しかも身体を動かすことで健康にもいいです。

生活レベルを上げずに過ごす

生活レベルは一度上げてしまうと落とすのが大変だという話を聞きます。

いい所に住む、車を持つ、美味しい物を食べる、いい服を着る、子どもを塾に通わせ私立中学に入学させるなど、レベルを上げようと思えば切りがありません。

しかしそれらが本当に必要なのか、今一度考えてみると、必ずしもそうではないことに気付かされます。

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