厄年の死亡率は統計的に全く高くないことが分かりました

厄年は厄災が多く降りかかるとされる年齢のことです。ウィキペディアによると由来は不明だそうです。ちょっと意外。

今回はそんな厄年についての話です。そもそもなぜ厄年が気になったかというと、カフェでふと耳にした会話がきっかけでした。

私がカフェで飲むのは9割以上がコーヒーです。カフェに行く目的は本を読むこと、仕事をまとめたりアイデアを出すこと、コーヒーの香りを楽しむことです。

このところ忙しいのでなかなか行けませんが、もし行けるのならば週に1回は通って習慣化したいところです。

行けばコーヒー1杯の値段はかかります。しかしそれで良い習慣が出来ればそれ以上のメリットがあると思っています。

可能であれば金曜日の夕食前。その週の仕事をまとめながら、一人のんびりと自分に「お疲れさま~」とコーヒーを飲みながらが理想です。まあ、難しいのですが。

▼以前に書いた記事です。

習慣化のコツとその効果

さて、席につくと1時間ぐらいは自分の世界にググっと集中できますが、ときおり周囲の客の話に引き寄せられることがあります。

先日は隣のテーブルについた4人組の女性客の会話がふと耳に入ってきました。

厄年って何歳だっけ?」

「気をつけた方がいいよ」

「病気になるかもよ」

……厄年は病気になりやすいのか?

そう言えば厄年は気をつけろとは言うものの、本当に病気になりやすいのでしょうか? それとも統計的に病気にかかりやすい年齢だから厄年と定めたのでしょうか?

そんな会話を聞いているとだんだん気になり出しました。

もし厄年が本当に病気になりやすい年齢であるならば、死亡率も心電図のパルスのごとくそこだけ高くなっているはずです。

私、目の前のコーヒーよりも気になってきて、年齢ごとの死亡率をその場で調べ始めました。

死亡率を調べてみると厄年が特に高いわけではなかった

ちなみに数え年で男性は42歳、女性は33歳が大厄です。

数え年なので生まれたときが1歳です。そして1月1日で1歳増えます。12月31日生まれの人は1月1日で2歳になります。生後2日で2歳です。何だか難しいですね。自分の数え年を正確に把握している人はどれくらいいるのでしょうか。 

厚生労働省の統計を見てみると年齢毎の死亡率が出てきました。それによると、

男性の死亡率は41歳<42歳<43歳<44歳です。

女性の死亡率は32歳<33歳<34歳<35歳です。

どちらも死亡率は年齢と共に上昇を続けていました。

厄年に死亡率が高くなるわけではない

つまり、厄年と死亡率との相関性は全くなかった、ということです。男性42歳や女性33歳のときだけ死亡率が上がっているわけではありませんでした。

でも、厄年を意識することで、自分の体調や身の回りのことを改めて考え自戒するいい機会にはなるのではないでしょうか。

私の勝手なイメージですが、男性で42歳と言えば仕事で管理職になり、子どもも大きくなってきたことで仕事においても家庭においても責任が大きくなり、また両親が70代になって体調に気を使い始め、年齢的に無茶な残業を繰り返していた人は体調を崩すことも増えてきて・・・という年齢です。

冷めてしまい香りも薄くなったコーヒーをすすりながら厄年についてそんなことを考えたひと時でした。

成人式ってなんで20歳でやるんだよ」と友人が言っていたのを思い出しました。20歳は数字的に区切りはいいものの現実的には中途半端な年齢です。

友人が言うには、高校を卒業して就職する年齢、または大学に入学して一人暮らしを始める年齢の18歳というのが最も区切りが良く、成人式にふさわしい年齢だという考えでした。

民法改正で2022年から18歳が成人年齢になるということで、成人式も18歳で行うところが出てくるのかもしれません。ただし大学を目指して勉強中の人は参加しにくくなるかもしれません。

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