【仕事術】上司が困っているときに頼まれた仕事は、可能であれば最優先・最速で手伝うと良い

上司が困難な仕事に直面しました。

上司「ちょっといいですか?」

(上司が私たちを集めて)

上司「実はかくかくしかじか、私のせいでこういう状況なんです」

私たち「そうなんですか・・・」

内容を聞くと決して上司の仕事ぶりが悪いことが原因ではなく、やや被害者的な側面もありました。仕事は予定より遅れており、やや急ぎの案件です。

上司「というわけで申し訳ないが、四十代サラリーマンくん、頼めるかな」

私「任しておくんなさいましっ!」

相手を喜ばせる返事だけなら管理職級の能力を持っています。

さて、もらった資料を見てみると、終えるのに半日ほど掛かりそうです。上司から期限の説明はありませんでしたが、内容的に明日中までの提出を求めているだろうと判断しました。

私は自分が抱えている仕事と手帳のスケジュールを眺めてから、今なら時間的余裕は「ある」と判断し、最優先で上司の仕事を手伝うことにしました。

上司が困っているときに頼まれた仕事は、可能であれば最優先で手伝う

ここで私は少し腹黒い判断をしました。

「上司が困っているときに手伝えば、上司からの評価は確実に上がるな」

「さらにそれが頼まれてから半日後(最速で)に仕上げたものならば、予定よりも早く受け取った上司からの評価はさらに上がるな」

気持ち的には悪代官です。でも悪いことはしていません。

あくまでも上司が困っているというタイミングの話です。しかもその機会を逃さず、素早く仕事を遂行出来る状況(自分に時間的余裕がある状況)に普段から自分を位置させておくことが重要です。

普段から仕事に追われていたらこのような状況のときに手伝えないわけですし、無理やり手伝うと今度は通常業務の完成度が落ちる、上司ではなく自分が焦りだすという本末転倒なことになってしまいます。

仕事は7割の完成度で良い(内容によるが)

結果的に私は頼まれた仕事を7割ほどの完成度で半日で仕上げ、その後に上司が修正をして資料を作成しました。

上司「おっ、もうできたのか!?」

私「まだ粗い状態ではありますが、ここまでで一度確認していただけますでしょうか?」

上司「・・・ふむふむ。ここだけはこう直してくれるかな。全体的にはこの方向でいいから」

私「はい、ここだけこう作り直します」

上司「うん。早くて助かるよ」

私「いつでも任しておくんなさいましっ!」

普段から行っている仕事ではない場合、その後に上司が確認するのであれば7割の完成度で十分です。自分が時間をかけて9割の完成度まで仕上げたと思っていても、上司からしてみたら「ここはちょっと違うよ」という箇所が必ずあるはずです。

7割以上にするのは労力と時間が無駄になることが多く、それなら7割の完成度で一度上司に提出してしまいましょう。

そこから指摘された修正箇所を直した方が遥かに完成度は高くなり、上司としても仕事の進み具合が途中で確認できることもあって安心します。

おおざっぱではありますが、

7割の完成度  →  5時間かかる としたら、

9割の完成度  →  5時間+5時間 はかかるでしょう。

プラスの5時間を費やしてしまう前に上司に一度確認してもらいましょう。

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